遺品整理安心サポート | 優しく丁寧な整理サービス

生活
  • 家庭用手提げ金庫の正しい処分方法

    生活

    大きな耐火金庫とは異なり、比較的コンパクトで、持ち運びも可能な「手提げ金庫」。オフィスでの現金管理や、家庭での貴重品保管など、手軽に使える便利さから、広く普及しています。しかし、不要になった際に、この手提げ金庫を、どのように処分すれば良いのか、意外と迷う方は少なくありません。「小さいから、不燃ゴミで出せるのでは?」と、安易に考えてしまうと、思わぬトラブルの原因となる可能性があります。手提げ金庫の処分方法は、その「材質」と、お住まいの「自治体のルール」によって、大きく異なります。まず、確認すべきは、その手提げ金庫が、単なる「鉄の箱」なのか、それとも「耐火性能」を持っているか、という点です。プラスチック製や、薄いスチールだけで作られた、簡易的なキャッシュボックスのようなものであれば、多くの自治体で、「不燃ゴミ」や「小さな金属類」として、通常のゴミ収集日に、出すことが可能です。ただし、自治体によっては、サイズによって「粗大ゴミ」扱いになる場合もあるため、必ず、事前に、お住まいの市区町村のウェブサイトや、ゴミ分別アプリなどで、ルールを確認してください。一方、たとえ小型であっても、「耐火金庫」と表示されている場合は、注意が必要です。耐火金庫は、その内部に、熱を遮断するための「コンクリート」や、「気泡コンクリート」といった、特殊な耐火材が充填されています。これは、大きな金庫と同じく、金属とコンクリートの「複合素材」であるため、自治体のゴミ処理施設では、処理が困難な「処理困難物」として、収集を断られてしまうケースが、ほとんどです。この場合は、たとえ手提げサイズであっても、粗大ゴミとして出すことはできません。金庫専門の処分業者や、不用品回収業者に、引き取りを依頼するのが、正しい処分方法となります。見た目の大きさだけで判断せず、その金庫が、どのような性能を持っているのかを、きちんと見極めること。それが、ルールを守り、正しく、そして安全に、手提げ金庫を処分するための、第一歩となるのです。